身土不二

三〇年の歴史をどう受け継ぐか

 私の生まれる前、昭和三七年「農村医学研究会」発足、それから私の生まれた年、昭和四五年「新しい医療を創る会」発足、昭和四九年「熊本県有機農業研究会」結成。その過程で「熊本県有機農業研究協議会」と名前を変えながら、今年で三〇周年を迎えます。
 実際に我々若い世代はその歴史のほんの一時期しか関っていないので、本当の意味でその歴史の重さは分かっていないとも思います。しかし想像するに、先輩方の沢山の汗と、涙があって現在にいたっているのは間違いないと、熊有研の活動に参加していると感じられるのです。
 最近若い世代が少しづつ熊有研の活動に参加してきています。この若い世代は、考えは少し違うかもしれませんが、先輩方の直向な心を受け継ぎ、時代に対応していくのだろうと思っています。よく親の背中を見て子は育つと言いますが、まさにそれの如く、口先だけではない真剣な想いに人は感動し、使命感を持つのではないでしょうか。
 この活動が続かなければ、世の中どうなるのか分かりませんので、若い者が育つまで先輩方、もうちょっと頑張ってご指導願います。
これまで三〇年基礎を作っていただき本当に有り難うございます。
      熊有研青年部 田中 誠    

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