多彩な団体と組んで
 
熊有研理事長 間 司

「ゆうきフェスタ」は単なる物産展でなく、私達の有機農業の姿全体を知ってもらうことを目指しています。ですから、調理の仕方や食べ方、健康のことはもちろん、提携という消費者と生産者の関係や認証のこと、さらには環境とのつきあい方や子供たちの未来に至るまで全てのことがテーマです。今回いろいろな団体の参加と協力をえて、そんなフェスタとしての表現の雛形が実現できました。
さらに今年の成果として、県とNPOとのパートナーシップ事業として認められ、県の主催事業となりました。そのことで、マスコミや市民の関心も高まり今後の定着に向け足ががりを作れました。今後、このパートナーシップを積み上げ有機農業振興を行政に促していく第一歩としたいと思います。

社会づくりのためのパートナーシップを
 熊本県企画振興部 福田謙二

県民のみなさまのニーズは少子高齢化や国際化、情報化などの流れの中で非常に多様化しています。公平かつ不特定多数の利益を原則とする行政だけで、そのような多様なニーズに細やかに対応していくことは、ますます困難になっています。県ではパートナーシップを対等、平等な関係と考えます。県民、企業、NPO、行政など様々な主体がそれぞれの個性や特性に応じた役割を十分に果たし、協力してより良い社会づくりに取り込む事が重要です。今回はパートナーシップのもとに NPOの方々と企画の段階から協力して事業を実施しました。県は、今後もどういう形でパートナーシップを組むのが良いのかを、皆さんの意見を伺いながら考えていきたいと思います。

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